議員6年目(2012年7月29日~2013年7月28日)
市場主義一辺倒から離れ、日本の国柄に合った政策の実現に全力!!
「まっとうな日本を考える」をとりまとめ
平成24年8月、党の参議院議員で構成される「新しい日本型資本主義を考える会」の世話人として、半年余りの時間をかけて、「まっとうな日本を考える」と題した提言をとりまとめる。
提言は、現下の日本において、実行すべき政策は何か、党派の枠を越えてある程度集約できるのではないか、市場原理だけでなくて、効率化一辺倒でなくて、日本の国土や日本人の価値観を活かした経済・社会・政治の仕組みやあり方を示していく必要があるのではないか、と考え取り組んだものである。
なかでも、一次産業の振興については、その具体策の1つとして、農地の利用を意欲ある農業者や法人に集める形での「日本型地域適合複合経営体」を作りあげ、それらを対象とする経営所得安定制度を確立することで、食べてゆける農業づくりを目指すとした。(詳細は下記メルマガを参照)
こうした提言を全参議院議員に配布し、党派を越えて一つのよりどころとなることを目指すと同時に、同年10月には参議院議員の有志とともに安倍総裁へ手渡し、提言を踏まえた政策を強く要請。
予算委員会で安倍総理に、原木しいたけ、生乳、円安、木質バイオマス、防潮堤で質疑
平成25年5月の予算委員会で、安倍総理に対しての質疑の機会を得る。そこで、質疑項目は、まず、各地を飛び回っていて皆さんから切実に訴えられてきた問題を優先することとした。
一つは、原発事故による未だにセシウム等の汚染で苦しんでいる原木しいたけや、生乳の生産農家への損害賠償のスムーズな支払問題。政府としてきちんと東電を指導することを言明させることができた。加えて、汚染された稲わらや堆肥や牧草等が未だに庭先や圃場に置かれたままのものが相当あることから、一時保管や中間貯蔵施設の設置を急ぐことを求めた。
二つは、アベノミクスは高い評価を得ているが、反面では、円安で飼料穀物や燃油等の価格が上昇しており、通常講じている以上の緊急対策の実施を求めた。今講じている以上の回答は引き出せなかったが、今後の動向をふまえて検討するという答弁であった。
三つは、わが国が世界に誇れる森林資源を活用した木質バイオマス発電の取り組み強化。林農水大臣の答弁では、現時点の固定価格買い取り制度の対象施設は、3ヵ所のみだが、計画中のものが30ヶ所、構想中のものを併せて60ヶ所に上っており、毎年出る間伐材を全部木質バイオマスで利用したとすると5000キロワット規模の発電施設が200ヶ所稼働することができて、地元への還元は1400億円から1800億円に上り、1万人以上の雇用の拡大につながるという答弁であった。
四つは、津波の被災地の沿岸における巨大防潮堤の環境アセスメントの取り組みの必要性を訴えた。造ってしまってから、こんな話ではなかったということにならないよう、景観、排水、動植物への影響等、地域の合意や配慮を求めたが、石原環境大臣も太田国交大臣も、その巨大さに危惧を持っているものの、一定の配慮を加えながら進めて行くという姿勢であった。
2回目の選挙に再選、皆様のご支援に感謝
平成25年7月21日、多くの皆様方にご支援をいただき、再選を果たす。皆様からいただいたご支援や厳しくも温かい声を胸に、2期目も農業・JA攻撃のこと、そして医療や食の安全基準や規制緩和問題のこと、農林漁業者がきちんと「食べてゆける」農林漁業政策をつくりあげること等々、これらに全力で立ち向かってゆく。
山田の本音
メールマガジンより
- 「まっとうな日本を考える」の提言の概要について
(2012年9月5日No.273「『まっとうな日本を考える』を提言」より) - 平成25年5月の予算委員会での質疑について
(2013年5月16日No.297「日本の国益―麗しの国柄を守るべきと訴え」より)
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