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***山田としお メールマガジン No.147***
2009年4月21日発行
山田としお公式ホームページ
(http://www.yamada-toshio.jp/)
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反省の事々
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ここ数回、私の話にキレがありません。
事前の準備をそれなりに適切に行っているのですが、十分に意を
尽くせないことが続いています。呼んでいただいた皆さんの期待を
裏切り、残念です。
先週末に講演させていただいたJAみちのく安達は「先の内容が良
かったので皆に聞かせたい」ということだったし、JA西いわみは「
合併10周年の記念講演に」ということで満を持していたと思います。
終わってから、益田から山口へ、「日本一の清流」といわれる高
津川に沿って走る2両編成の特急から、日原、津和野の美しい山
野を眺めながらも反省しきりでした。
原因は何か。
1つは、やはり自分の不徳の致すところです。元気しか取りえがな
いのに、「山田さん、今日は元気がなかった」と言われてはどうし
ようもありません。
2つは、 何を訴えたいのか、どうもはっきりしなくなっています。
問題が難しくて、簡単に批評できなくなってきました。選挙も近
いし、政府の悪口を言っているだけでは済まなくなりました。
3つは、与党の一員として、疑問があっても受け止めざるを得なく
なっていることです。この欲求不満が頭のキレを悪くしています。
悲しいのは、参議院は野党に議員の数で負けていることです。農
協法の政治的中立条項の盛り込み問題では、他の法案審議の日程が
詰まっているということもありましたが、不本意なまま議決を許し
てしまいました。
また、4月14、16日と連続して質問に立ったコメ粉や飼料米のトレ
ーサビリティ法案などコメ3法の審議では、最も問題になる『ふるい
下米』、いわゆる特定米穀について、私が「どう扱うかは夏までに
決めるというのでは、”地下水脈”として流れている大量の米につ
いて整理をつけないまま政省令に委ねることになり納得がゆかない、
参考人招致か、それができない場合は関係業者の意見聴取を行って
ほしい」と申し入れたところ、「採決の予定が混乱する、与党だか
ら事前の党内論議で詰めるべきなのに今ごろになってなんだ」と大
騒ぎになり、果ては、「委員の差し替えを考えざるを得ない」とい
うようなことまで聞こえてきました。
これでは、身動きが取れません。この後、農地法の改正が審議の
俎(そ)上にのぼりますが、事前に党内論議に参加してきた身とし
ては、これも容易に異論を差し挟めないということになりそうです。
それにしても、元気のない原因は自分にあります。自分は何を構
想しているのか、何を訴えたいのか。これを明確にして、きちんと
伝えていかなければならないのです。
1つは、農業で食べてゆける多様な担い手をつくること。
2つは、そのための条件でもある農地の利用の集積をはかること。
3つは、コメ粉や飼料米など、水田を生かせる作物や利用法を定
着させること。
4つは、それら多様な担い手と後継者を直接所得補償で支えるこ
と。
5つは、JAは、耕作放棄地を出さないこと。
JAは、自らが主体となった経営も含めて農業生産に積極的に関与
すべきです。「他の会社が入ってくるのは反対だ」と言うばかりで
は理解も同情も得られません。会社が入ってくる前に、農地を集め、
担い手をつくり、それに任せてゆく。場合によればJA自らが経営す
る。その役割を果たすべきです。これができないJAなら、いっそ金
融機関になればいい。
以上のことに確信を持って訴えることです。反省して、そして頑
張ります。
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