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　　　  ＊＊＊山田としお　メールマガジン　No.079＊＊＊　　　
　　　
　　                 2007年12月6日発行

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　　               議員にもわかりません

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　国会の見通しがつきません。

　そこで、新人議員全員がメンバーになる国会対策委員会で「何か
質問は」という筆頭副委員長の声に励まされて、「延長国会会期末
の15日以降は、当然、何があってもいいように備えていますが、一
体どういう想定がありますか」と質問してみました。

　「いい質問だ」と周りの新人議員から声がかかりました。確かに、
どこで方針が決まるのか、新人議員には全くわかりません。日々、
変化しているし、多くの選択肢の中でどこかで戦略が練られている
のでしょう。

　もっとも、今焦点になっている農業関連の政策はどう動こうとし
ているのか、おおよその察しはつくものです。これは、党の政調会
の各部会で連日議論されており、それに加わっているとわかってき
ます。

　私の場合は、農業が最大の関心事だし仕事でもあるので、だんだ
ん予想がつきます。そういう私も、厚生労働関係の動きはわかりま
せん。

　案外、国会議員である私よりも、新聞をよく読んでおられる皆さ
んのほうが全体について良くわかっておられるのかもしれません。

　さて、12月1日は、福岡県の農業者決起集会に出席しました。

　福岡県の農政連は、筑後平野から一揆ののろしをあげたところで
す。その総結集として、3,700名の代表による屋外での集会となりま
した。デモ行進にも参加しました。

　集会では、党４役の一人でもある古賀誠選挙対策委員長の次に挨
拶させていただきました。「早く来て皆さんに御礼の挨拶をしなさ
い」という三田村農政連委員長の思いやりと、「しっかり当選させ
たのだから頑張る決意を示すように」という厳しい注文なのでしょ
う。

　参議院選挙で惨敗し、政権転換もありかねない衆議院選挙を控え
た今こそ、農政の基本を確立させる最大の好機でもあります。

　「改革」の名のもとに市場原理と競争条件導入だけを標榜した政
策をどう転換させるか、食の安全確保と地球的な温暖化のもとでの
食料不安のなかで我が国農業への国民理解と合意形成をどうはかる
か、農業者や関係者が自らの努力として耕作放棄地を解消し美しい
農村景観をどう作り上げるか、今が正念場です。ともに頑張りましょ
うと、決意を述べさせていただきました。ありがとうございました。

　翌日は、ＪＡ八女の中山間地のみかん・巨峰・花卉・いちごの生
産団地、農事組合法人による水田農業の取り組みを案内いただき、
部会の皆さんの話を聞かせていただきました。

　勉強になりました。日々感謝の毎日です。

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