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山田としお メールマガジン071号
山田としお日記 No.095 期待と悪夢

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    ***山田としお メールマガジン No.071***   
   
                  2007年7月9日発行

        山田としお公式ホームページ
      (http://www.yamada-toshio.jp/)

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1.山田としお日記 No.095  期待と悪夢

  ―6月19〜20日 愛知―

2.山田としお日記 No.096  G4決裂の朗報

  ―6月21〜22日 広島―

3.山田としお日記 No.097  農地の課題に挑戦

  ―6月23〜24日 石川―

4.山田としお日記 No.098  ふるさとの駅頭に立つ

  ―6月26日   富山―

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1.山田としお日記 No.095  期待と悪夢

  ―6月19〜20日 愛知―

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 松山空港から中部国際空港に飛んで、愛知県を訪ねました。

 JA海部東を早朝8時に訪ねたところ、職員の皆さんがJAの周辺で
清掃活動されていました。週1回は行っているといいます。地域に根
ざすJAとして努力されています。寺本組合長さんから、事業収益の
87%が信用・共済という現状もあるが、営農生産販売事業を基本に、
総合事業を行っているから存在意義があるのであって、総合事業を
守ることを仕事にしてほしい、と訴えられました。

 JAあいち海部では、料理教室が開催されており、若いお母さん達
を前に、ご挨拶させていただきました。ここでも「緑」で頑張る私
の装束は印象的らしく、目を見はっておられました。

 ところで、宙に浮いた年金支払い問題は、皆さん大変関心が高く、
農林年金の場合は、平成14年4月に厚生年金に統合しましたが、加入
者の職歴は農林年金として管理していたこと、統合に際して、社会
保険庁から業務を受託して農林年金で責任をもって作業してきたこ
とから、全く問題はないとみられますが、そうした事実を日本農業
新聞なりに公表して安心してもらうべきとの声も今回に限らず出て
いましたので、さっそく農林年金の理事長に伝え、実施してもらう
ことにしました。

 各JAとも、それぞれ職員がほぼ全員集まっていただき、組合長か
ら、しっかり檄を飛ばしていただきました。握手しても、皆さん「
頑張って」と声をかけていただけます。

 JAあいち豊田の場合も、ほぼ全職員が整列いただき、奥田組合長
の「組織の力量が問われる」「どうしても目的を達成し、仕事をし
てもらう」との檄が飛びました。また、JAあいち中央は、総代会の
後の農政集会として、参議院議員の鈴木政二先生と私の紹介と挨拶
をさせていただきました。

 ところで、これならきっちりご支援をいただけるものと期待する
のですが、3年前の選挙の時のことが、悪夢のようによみがえります。
それは他の県での経験ですが、当時の候補者に随行し、同じような
雰囲気で激励を受け「これなら当選確実だ」と候補者も私も確信し
たのに、開票後、その町では、本当にほとんど得票を実現できてい
ませんでした。厳しいものです。

 私の決意が皆さんに通ずるよう、精一杯訴えてまいります。

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2.山田としお日記 No.096  G4決裂の朗報

  ―6月21〜22日 広島―

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 原田JA全中前会長、そして児玉JA広島県中央会前会長と、私にと
り大切な人を相次いで亡くした広島県を再訪しました。

 早朝一番に訪ねたJA福山市は、昨年11月29日にお訪ねしたJAです。
前日の28日に、JA広島県大会後の私を励ます会で、激励挨拶の直後
に、児玉会長が倒れられました。その翌日29日は、私の還暦の誕生
日でもありましたが、悲しみの中でのJA福山市の訪問でした。私に
とっては、忘れられない日であります。桑田組合長が、支店長さん
ら幹部140人を前に、しっかり取り組もうと檄を飛ばしていただきま
した。

 今回の広島訪問では、JA尾道市、JA三原、JA庄原、JA三次、JA広
島北部、JA広島市ともに、女性部の集まりを中心に、懇談の機会を
つくってもらいました。JA庄原では「中山間地の農業対策を頼みま
すよ」の声をかけていただきました。JA広島北部では「これで握手
は2度目よ」とおっしゃっていただきました。皆さん頑張ります。

 また、県議12人も出席された「農政を語る会」が開催され、「比
例は山田で頑張る」と激励していただきました。広島の農政連の県
議選の取り組みの成果でしょう。ありがとうございました。

 ところで、22日午前1時頃に、朗報がありました。ドイツのポツダ
ムで開催されていたWTO農業交渉に関するG4会議が決裂したこ
とです。「悪い合意」を押し付けられなくて、本当によかった。ま
だ予断は許されませんが、このままだと来11月末の米国大統領選挙
後にならざるを得ないと思います。

 その間、国内の国民合意の形成をめざす運動の再構築や、諸外国
とりわけアジア・アフリカの途上国との連携の強化による「各国の
多様な農業が共存できるルール」づくりに全力をあげることができ
ますし、関税引き下げ等に耐えられる品目横断経営安定対策の見直
し等、制度・仕組みづくりや、地域の実態に応じた多様な担い手づ
くりに全力をあげることができます。

 「どうぞ、私をご支援いただいて、これらの取り組みに、私が活
躍できる仕事の場を与えていただきたい。必ず期待にこたえます」
と皆さんにお願いしました。

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3.山田としお日記 No.097  農地の課題に挑戦

  ―6月23〜24日 石川―

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 3月25日の能登半島沖地震の見舞いのため4月6日に被災JAを訪ねて
以降、3ヶ月振りの石川県訪問となりました。各JAの総代会が開催さ
れることもあり、可能な限りで挨拶させていただきました。

 JAはくいでは、西村組合長が冒頭の挨拶で私を紹介いただきまし
た。羽咋市は、私のふるさとである小矢部市と県境で隣接しており、
私も幼い頃から何度も海水浴や妙成寺等を訪ねた場所です。

 また、JA能美は、安田中央会・連合会長が組合長のJAですが、総
代会の受付で、安田組合長自らが各総代に私を紹介していただきま
した。組合長の熱意に涙が出そうになりました。また、総代の皆さ
んも、私の名前をご存知のようで「あっ、そうだね、頑張ってくれ
よ」と声を返していただきました。

 JA小松市では、総代会終了後に時間をいただいて、農業情勢報告
として、農政課題と私の思いをしっかり話すことができました。

 JA志賀、JA能登わかばでは、ともに総代会前に挨拶の機会をいた
だきました。両JAとも地震に罹災したJAですが、各戸の被害調査、
復旧対策、共済金支払い対策に全力をあげてこられました。大変ご
苦労さまでした。

 ところで、JA松任では、県議と市議の先生方との率直な意見交換
の機会を持っていただきました。果樹やガラス温室への転換水田に
ついて、高齢化や産地変動等で廃園になっていますが、農地の価格
が低いため売るに売れず、またガラスハウスの破片の散乱で復田も
かなわず、扱いに困っている例が出されました。

 転用して埋めればいいが、農地を農地として利用するにはどうす
るのか。一方で、農業一筋に励んできた人が、農業のみで食べてゆ
けなくなっている実態をどう解決するのか。農村地域にも、公共事
業や道路際などで転用できた地域と、農地利用にこだわってきた地
域との間に、格差が生じてきているといいます。

 さて、こうした問題にどう応えるのか、この国のあり方にもかか
わる容易でない問題ですが、私の課題として、是非、挑戦させてい
ただきたい。

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4.山田としお日記 No.098  ふるさとの駅頭に立つ

  ―6月26日 富山―

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 ふるさとの富山県小矢部市で、自民党市連支部により、市内のホ
ールと、私の村の公民館とで、国政講演会を開いていただき、野上
参議院議員と私が入れ替わりに講演させていただきました。

 市内ホールでは中学校の同級生が、公民館では小学校の同級生が
中心になって集まっていただくなど、私にとり本当にありがたい、
最後のお願いとなりました。私の地元の後援会長である柴田県議、
市議、JAの組合長はじめ皆さんに感謝申し上げます。全国縦断する
2台の街宣車に分乗する予定の家内と、米国ボストンへの留学を切
り上げて帰国し手伝う長男も、雰囲気を知るため初登場しました。
医者らしく「人間の体の90%は1年で更新します。そのための安全な
食べ物であり、その重要な食を育む農業に頑張る皆さんと父をよろ
しくお願いします。」と話していました。まあまあの出来でしょう
か。帰り際の「親父より息子の方が良かったぞ」との声には、ガッ
クリきました。

 所用のため一旦上京し、その日の晩には、富山市八尾町での野上
先生の後援会総会に出席しました。そして、その翌朝に、なつかし
のふるさと石動のJR駅で、通勤の皆さんに駅頭で、タスキをかけ、
「食と農と緑」「農家とともに」ののぼり旗を立て、「地元出身の
山田としおです」と声をかけさせてもらいました。小中学校の同級
生20人や、組合長ほかJA役職員20人の皆さんが応援で一緒に立って
もらい、本当にありがたかったです。

 駅頭でのビラ撒きは、JA全中の職員、また役員として何度も経験
してきましたが、こんな立場での挨拶は初めてで、新鮮でもあり、
緊張もしました。皆さん、ありがとうございました。

 その後、駅前のJAいなばで、同級生が用意してくれたダルマに大
願成就の目を入れました。

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