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***山田としお メールマガジン No.301***
2013年6月17日発行
山田としお公式ホームページ
(http://www.yamada-toshio.jp/)
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全国を飛び回って感ずること
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【概要】
この2週間、宮崎・福岡・島根・富山・長崎・鳥取・埼玉・千
葉・宮城の各県を飛び回っています。なかなか大変ですが、「まだ
顔を見ていないぞ」とおっしゃっていただくのは、うれしい限りで、
元気が出ます。帰り際に、ほとんどと言っていいくらいに、「体に
気をつけなさいよ」と声をかけられます。よほど、おぞい(富山弁
で、元気がない)顔をしているのでしょうか、心配かけてすみませ
ん。本人は、若干、寝不足ですが、弱っていません。元気に生んで
くれた親に感謝です。あと30日足らずです。転げ回ってでもやり抜
きます。
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全国を回っていて、感ずることが一杯あります。
【TPPについて政府の方針を示すべき】
1つは、何といってもTPPです。
極めて残念ですがTPP交渉参加は自明のこととして事態は進み、
米国は、パブリックコメントを圧力にさらに攻勢をかけてきます。
うまいやり方です。一方、日本は、かろうじて関係団体から意見を
聞く形式を採用するようです。
ところで、日本政府の方針はどう出されるのでしょうか。与党自
民党が、公約でまとめる「国益にかなう最善の道を追及します」と
いうことだけでしょうか。どんな国益に、どうこだわって、どう実
現するというのでしょうか、政府からは何も出されていません。総
理の「2つの顔」を持った参加表明時の記者会見の発言だけです。
「人気の高い総理に誰も何も言えない」ということなのでしょうか。
政府の役人による交渉チームと国内調整チームは、米国に言われ
たことを受け止めるだけ、調整するだけです。与党も、何を守るの
か、攻めるのか、その細部を全く整理しきれていません。政府が、
「秘密交渉だし、まだ交渉にも入っていないので情報が取れません
し、あっても外部に漏らすわけにはいきません」という説明で、そ
れ以上前に進みません。ちなみに、党が内容に立ち入って検討を進
めると、これは妥協、これは条件付きということで、「重要品目を
断固守る」という党の要求からも逸脱しかねないし、「交渉参加そ
のものに反対」という農業団体からは、「条件闘争に入った」と言
われかねないし、マスコミからは、面白おかしく書かれるでしょう。
選挙を前に、こうしたことを恐れていることもあるかもしれません。
全く、政府も与党も、その体をなしているとは言えません。
すでに決めた与党の要求もあります、国会決議もあります。まず、
政府は、総理が「私は、日本の食と農を守ります」「私を信じて下
さい」とおっしゃっているのだから、政府としての具体的な取り組
み方針を示すべきです。でないと、米国にやられっぱなしになりま
す。
【農産物価格の低迷とコスト増に怒り】
2つは、地域が抱える様々な課題を聞くことができます。
・ 原木シイタケが超安値で推移していること
・ 生食用の甘藷の価格が低迷しているが、何が原因なのか
・ 円安による輸入飼料の高騰で畜産農家は、経営を止めるかど
うかで悩んでいること
・ とりわけ酪農家は、牛乳価格の引き上げ交渉が、「生産者団
体―乳業メーカー―大規模量販店」との間で行き詰まっていま
す。間に挟まれた大小の乳業メーカーは自らで価格形成ができ
ないでいます。需要が低迷する中で大規模量販店が安売りの目
玉にしたり、販売力を背景に売れ残りをメーカーに押し付けか
ねないからだといいます。
【政策の具体化について多くの注文】
3つは、政策についてもいろいろの注文を聞きます。
・ 農業・農村所得倍増10カ年戦略は、スローガンだけで具体策
が伴っていない
・ 輸出拡大や6次化産業もスローガンだ、よほどの具体策が必
要だ
・ 株式会社の農地所有による農業経営は、地域を混乱させるし、
潰しかねない
・ 農地の中間管理機構構想も、国が基盤整備して貸したり売っ
たりするというが、これまで自分達が負担し基盤整備し、未だ
に負担している農地との格差問題が生ずる
・ 農村部では多様な担い手がいて共同で支えている、これに格
差を導入すると集落を壊す心配がある
・ 一方で、若いものが村に残り、農業で食べてゆける政策が必
要だ
・ 離島は人口減で、JAも事業量を大きく落としている、運賃
コストはあまりにも大きい、国境離島に人が住む振興策が必要
だ
【多様なJAへのきめの細かな対策が必要】
4つは、多様なJAへのきめの細かい対策が必要だとの声も聞き
ます。
・ 農業地帯のJAと都市部のJAを自己資本比率や固定比率で
一律に扱うのは納得できない、購買の貸越の未収金計上も、農
産物の生産販売を中心にするJAは出来秋精算の仕組みが必要
であり、弾力的な対応が必要だ
【組合長の「はっぱ」に感謝】
5つは、組合長のはっぱに感謝すること。
・ JAは本当に多様で、組合長はじめ役員が元気なところは職
員も元気です。来客があると、その一画の全職員が立ちあがっ
て挨拶するのは、お客としては嬉しいですが、職員は大変だろ
う、だけどやはり嬉しい
・ 朝8時からの全職員の朝礼というのもすごい。100人を超える
職員が立ったまま整然と並んで整列してもらいました。多分、
月1回か、年何回かなのだろうが見事です
・ 私の報告の後、組合長が、「さあ、一人一人に握手しなさ
い」と声をかけていただけるのは本当にありがたい、こちらも
しっかりお願いして、「やった」という感じで元気が出ます
・ また、組合長が、「山田本人にとってのことだけではない、
職員みんなの自分達にとってのことだ、自分の職場や地域や農
業を守ることになるから」と、職員全員におっしゃっていただ
けるのは、本当にありがたい
【皆さんのご尽力に感謝】
6つは、菅原文太さんと、林農水大臣に、応援に駆け付けていた
だいたことに感謝。
・ 生まれ故郷の富山の田舎で、1000人の会場が沸き立ちました。
私のことでない、永年の畏敬である文太さんの人気です。風貌
は相変わらずでかっこいい。文太さんが農への思いを語った後、
その余韻が残る中での私の国政報告でしたが、終わった後、文
太さんが入ってきて私の手を高々と上げて、激励してくれまし
た。歓呼の声が会場を一杯にしました。文太さんは舞台の袖に
いてこの機会をねらっていたのかもしれません。この演出がい
い。これで私の株も上がったかもしれません。文太さんありが
とう。
・ 人生の大半を過ごしている千葉では、JAの役職員1000人の
総決起大会を開いていただきました。忙しい林芳正農水大臣に
記念講演を、桜田県連会長、浜田党幹事長代理をはじめ県選出
議員の皆さんには温かい激励をいただきました。
ありがとうございました。頑張ります。
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