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***山田としお メールマガジン No.176***
2010年2月22日発行
山田としお公式ホームページ
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「しつこい」質疑は勲章
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2月19日、22年度の畜産・酪農対策にかかわる農林水産委員
会の集中審議で質問に立ちました。昨年11月10日の予算委員会
で質問に立っており、政権交代後2度目の質問になります。
農水委員会は、理事の特権もあり1時間もらって赤松農水大臣、
郡司副大臣、舟山政務官とやり取りし、しっかりした質疑にな
ったと思います。終わった後、民主党の小川委員長から、「山田さ
んの質疑は内容があったよ」と声をかけていただきましたから、ま
あまあの出来だったのでしょう。
委員会を終わって議員会館の部屋に戻ったら、山田議員の質疑
は「しつこかった」というのが農水省内の反応だという情報が入っ
てきました。
事前に、委員でもある岩永浩美先生から「妥協せずにやれよ」と
はっぱを掛けられていましたし、隣席にどっかりと座ったこれも大
先輩の中川義雄先生から、大臣の答弁のつど「曖昧だ。そこはもう
一度回答を求めろ」などと“ご指導”をいただくものですから、大
臣に繰り返し答弁を求めることとなりました。もっとも、私から見
ても、大臣はもっと言いたいような素振りが感じられましたし、副
大臣が手を上げているのに、大臣も手を上げて、結局、大臣が答弁
をしたこともあったので、しつこかったのは、私だけの責任ではあ
りません。
質疑のポイントは以下の通りでした。
1つは、牛乳の需要減で減産型の対応が迫られる状況下では、飲
用牛乳の需要拡大を進めるとともに、輸入乳製品と競争できるチー
ズやヨーグルト等への仕向けを拡大し、全体として国内生産を縮小
させない取り組みを強化することが必要だと、対策の強化を求めま
した。大臣は、これらについて、再度の質問で、現行以上の対策を
講ずると答弁しました。
2つは、飲用への仕向けが中心の都府県の牛乳生産も、正月等の
厳冬期や子供たちの春休みや夏休みに牛乳が余り加工への仕向けが
増えるわけで、都府県でも加工仕向けに耐えうる施設の整備を求め
ました。そのための乳業再編の予算の確保についても主張しました。
3つは、牛乳の需要拡大のためにも、子供たちが牛にふれ、子牛
の出産も見て、命を学ぶ体験学習こそが必要で、その予算を削った
事業仕分けを批判し、その復活を求めました。
4つは、肉用牛の繁殖や肥育、養豚の経営安定対策について、わ
かり易い仕組みに見直すことを求めつつ、その制度設計にあたって
は、各県の実情や努力した農家が報われる仕組みにすることを求め
ました。
5つは、輸入飼料穀物の価格が高止まりしており、一方で、不景
気で畜産物価格が低迷し、畜産農家が大きな赤字を抱えていること
から、自給飼料生産への取り組み強化と、配合飼料価格安定制度の
発動要件の見直しを求めました。
そして、最後に、畜産酪農対策からは外れますが、次の2つのこ
とを大臣に求めました。
1つは、小泉改革とは違う形で論議が進んでいる郵政改革につい
て、政府出資を受けた郵便貯金会社の貯金の預入限度額の拡大、か
んぽ生保会社の保険の加入限度額の拡大が俎上に上っているが、こ
れは民間の中小地域金融機関の事業を圧迫するものだ。農協や漁協
を管轄する大臣として、きちんと発言していただきたいと申し入れ
ました。
この点について、大臣の答弁は、全国で郵便局の業務を維持する
ためには、その負担のための事業の拡大が必要だというもので、必
ずしも私の質問に答えるものではありませんでした。更なる対策が
必要です。
2つは、新政権になっても、行政刷新会議の規制改革の論議で、
農林漁業者による協同の取り組みの基本となっている独占禁止法の
適用除外の規定について、これを廃止する提言がなされているが、
とうてい納得できないと大臣に迫りました。
この点について、大臣の答弁は、前政権で選ばれた委員が、任期
切れを控えているのに「いたちの最後っ屁」みたいなことを言って
いるだけで、何ら拘束されないと、歯切れの良いものでした。
ともかく「しつこい」という評価は、野党議員としての勲章です。
今後とも「しつこく」ゆきます。
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