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***山田としお メールマガジン No.151***
2009年5月27日発行
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予算委員会で大臣と対決?
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5月26日に予算委員会で質疑に立ちました。いや〜、難しい質疑で
した。
質疑の順番が回ってくるかもしれないというので、事前に準備は
していました。
内容は、当然、石破大臣がテレビや雑誌で生産調整の見直しを主
張し、自民党にも農業団体にも叩かれながら孤軍奮闘する大臣を演
出されているので、私としては、むしろ大臣の抽象的な問題意識を
明らかにして、田植えを終えたばかりの農家が全国各地で不安を抱
えていることをきちんと伝え、大臣の姿勢を改めるよう迫りたいと
考えていました。
ところで、先輩議員からは、しっかり大臣を追求すべきだとする
意見と、一方では、野党議員もそろっている予算委員会で、与党の
それも農協出身の議員が抵抗勢力として大臣と対決しているという
構図は混乱を与えかねない、むしろ、大臣の望む大臣と党の対立の
演出に手を貸すことになる、注意した方がいい。横綱相撲にしろ、
水入りの相撲の方が拍手が多いじゃないか、という指導をいただき
ました。
悩みに悩みぬいた末、両方を追求する方向で質疑に臨みました。
大臣が、日本農業の危機について問題意識をしっかり発言されて
いること、国民合意なしにはこの危機を乗り越えられないとされて
いることについては賛成であるとして大臣を立てながら、その一方
で、大臣の指示で農水省が生産調整の維持、緩和、廃止のシミュレ
ーションを示して、各地で説明していることについて、2つの問題
があることを質しました。
1つは、大臣が下がった米価を補てんするために検討するとしてい
る所得補償について、対象農家をどう考えているのか聞かせてほし
い。これまで3年間、水田・畑作経営所得安定対策(旧:品目横断的
経営安定対策)に取り組んできており、努力している県や地域では、
生産調整と連動した担い手づくりがすすんでおり、その成果を評価
し、取り組みの弱い県や地域への対策をしっかりすすめることが先
ではないのかと質しました。
2つは、WTO交渉の行方が定まらないなかで、これに影響されるMA
米の数量と扱いに全く触れないシミュレーションは果たして意味が
あるのか、大臣は透明性ある議論をすすめるとしているが、MA米を
除いた論議は透明性のあるものとは言えない、今は、圧倒的な食料
輸入国として、WTO交渉の新しい枠組みづくりに奔走することこそ必
要だと強調しました。
結局、大臣からは、対象農家についても、MA米の扱いについても、
明確な答弁はありませんでした。
ところで、質疑が終わった後、先輩議員から、「抑えていてよか
ったよ」というものと、「議員なんだから、遠慮なく追及してよか
ったのに」「弱腰だったじゃないか」というものとの両論の意見を
いただきました。難しいものです。
しかし、シミュレーションの問題点として指摘した2点は、大事な
ポイントなので問題提起にはなったと思います。
ともかく、これからが正念場です。
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