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***山田としお メールマガジン No.124***
2008年10月28日発行
山田としお公式ホームページ
(http://www.yamada-toshio.jp/)
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現場の実態から学ぶ
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先週20日には、島根県農政会議の主催で、JAくにびきで国政報
告会を行っていただきました。東京から動けない細田幹事長に代わ
りご夫人が出席され、皆さんにご挨拶されていました。
さらに、23日には、群馬県下のJA舘林市・群馬板倉・西邑楽・
太田市・新田郡の各JAと、東日本くみあい飼料、東毛酪農を訪問
しました。これらJAは、谷津総合農政調査会会長の選挙区でもあ
り、昨年7月の私の選挙では、本当に力を入れていただいた地域の一
つです。JA舘林市をはじめ各JAとも玄関に「農家と共に、山田
としお後援会連絡事務所」の看板を立てていただいており、本当に
感激しました。ありがとうございました。御礼のあいさつを行うと
ともに谷津先生への一層の応援をお願いしました。谷津先生は、J
Aの理事さんはじめ農家の皆さんにご挨拶されているとのことでし
たが、あれだけキャリアのある大先生の努力に頭が下がりました。
ところで、それぞれの組合長からは大事な話をうかがいました。
一つは、農家のJAへの結束が本当に弱くなった。JAを利用し
てこんなメリットがあるというものを示さないとやってゆけなくな
っている。といって、JA以外の業者を利用している農家が得をし
ているかというとそうではなくて、いい時だけ声をかけられ安く仕
切られている。JAがきちんと役割を発揮し評価してもらう、そう
した仕事ぶりや運動が本当に必要になっている。
二つは、農地を有効に活用する取り組みに全力を挙げるべきで、
当地域は畜産もあるので、耕畜連携をすすめ、それが得になる政策
が必要だ。その際、1年ごとに政策が変わることなどもってのほかで、
10年先を見た政策をじっくり打ってほしい。
三つは、搾乳牛が30頭〜40頭程度の家族経営酪農が最も苦しんで
いる。今、群馬県下では2割程度の廃業があるといいます。これら家
族経営酪農が廃業し、100頭、200頭の企業経営しか生きていけない
ということでいいのか、水田をフルに活用し、消費者に安全・安心
を届けるためにも家族経営酪農を生かしていく対策が必要だと訴え
られました。
酪農の厳しさについては、ここ最近訪ねた鳥取・福岡・千葉の各
JAや酪農家からも訴えられていたところであり、予算委員会の質
疑のテーマとしても準備していたところでした。その後、飲用乳価
は来年の3月1日から10円引き上げるということでほぼ合意しました
が、3月までの半年間をどう生きるかということで、農水省も酪農協
に低率で融資して11月以降の乳価に10円を上乗せして支払い、その
後来年夏の需要期に手取り乳価が上がった時に返済していくという、
つなぎ融資対策を決定しました。
しかし、この対策も融資でしかなく返済が求められるわけで、酪
農家が環境対策から堆肥舎の整備に多額の金をかけその返済に苦し
んでいる時に、重ねての融資は負担の先送りになるだけだという意
見をいただきました。
国民の食に欠かせない安全・安心な牛乳を消費者に届けるために
は、家族経営酪農を守るという理念と、それを支える価格決定の仕
組みや直接支払いの制度が必要です。そのために、どう研究し、ど
う政策づくりをし、どう影響力を行使できるのか。
学ぶこと、努力することが一杯です。
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