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***山田としお メールマガジン No.110***
2008年7月22日発行
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千葉の酪農家を訪問
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19日に、千葉の酪農家を訪問しました。
先ごろ私の国会事務所を来訪され、キログラム当たり30円の乳価
アップが必要と主張されていた皆さんです。その時は、「皆さんの
経営試算からしても要求は間違いだとは言わないが、実現性、消費
者の反発、需要減につながりかねない」等々を申し上げましたが、
どうも皆さんの顔色を見ていると、「山田議員も期待はずれか」と
言う感じだったので、ずっと気になっていました。
そこで、ちょうどWTO対策でジュネーブに出かけられる谷津貿易調
査会会長と西川農業基本政策小委員会委員長を成田空港に見送るこ
ととあわせて、酪農家の皆さんの経営を見せていただくべく訪問し
たものです。
ご対応いただいたのは、獣医で経営コンサルタントの加藤さん、
千葉酪農協に所属されている酪農家の石井さんと石塚さんです。
酪農協では安田組合長にお話を伺いましたが、酪農家の減少は著
しく、10年前に100戸を上回っていた組合員は、今では49戸だといい
ます。学校給食の牛乳など大手では対応できない役割を農協プラン
トが担っていることや、地域に根ざす集乳加工メーカーとしてどう
してもコストの高い牛乳を扱わざるをえないこと、厳しい環境の中
で組合員酪農家の廃業対策や経営継承対策に取り組んでいること等
の苦労をお聞かせいただきました。
また、酪農家を2戸見せていただきました。
1戸は、経営に苦労されている農家で、搾乳牛は40頭程度ですが、
育成牛まで十分手が回らず、糞尿の処理でも苦労されておられ、畜
舎の改築にも到底手が届かない様子でした。
もう1戸は、搾乳牛50頭程度で、別棟での後継牛の確保対策、相当
数の育成牛の育成、大きな堆肥舎を備えておられ、敷き料の木屑に
秘密があるのか、全く臭いもありません。畜舎は古いが、堆肥舎に
金がかかったため、その償却コストが大きいと言います。
それぞれ大変な努力をされているにもかかわらず、1戸は廃業に
なるかも知れず、1戸はこれ以上は発展のしようがないという実際の
酪農家を見せることで、私に、キログラム当たり30円要求の必要性
を訴えたかったのでしょう。
行政は千葉市に属した地域ですが、パチンコ店や中古自動車店が
並ぶ道路を一つ奥に入ると水田や畑や山々で、立派な冠木門を備え
た家々もあります。一番緑が盛んな暑い季節ゆえに、茅の原野も一
杯で、この草の資源を活用する手立てはないものでしょうか。
畜舎には、オーストラリアやアメリカから来た乾草が天井まで積
み上げられていましたが、皆さんに聞くと、この密林に一歩入ると
機械は沈んで動かず、毒草もあって到底牛に食べさせられないと言
います。
ところで、千葉県農協中央会の林会長の自宅が近いというので、
突然にお邪魔しました。以前は酪農家だったとのことで、広い庭が
その名残を留めています。その立派な石の門柱に、私の写真入の後
援会連絡事務所の看板が「まだ」ありました。
気恥ずかしいやら、感激で胸が熱くなりました。頑張ります。
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