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山田としお メールマガジン045号
山田としお日記 No.071 最北の国から (1)

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    ***山田としお メールマガジン No.045***   
   
                  2007年5月11日発行

         山田としお公式ホームページ
       (http://www.yamada-toshio.jp/)

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       山田としお日記 No.071  最北の国から (1)

         ―4月24〜25日  北海道―

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 島根県から、北海道へ向かいました。北海道でまだ訪ねていない
上川、留萌、宗谷の各JAを3日間で廻る旅です。この3地区で四国4県
と同じ広さだといいます。

 旭川空港からJAふらのへ向かいましたが、直前に訪れた島根県と
は農地の条件が全く違います。北海道は開拓と離農という困難な取
り組みの中で、この姿をつくりあげました。一方で、島根県の中国
山地の村々をどう活性化できるのか、改めて考えさせられました。

 ともかく、気持ちのいい季節も手伝って、広大な農地の先に屹立
する十勝岳連山は、青空に白く映えて本当にきれいでした。

 JAびえいは、作物の輪作で作りあげたきれいなパッチワークの丘
にあります。きれいな街づくりが進められ、中心街の道路を広げ、
住宅を改築し、そして家々の入植年次を各戸の壁につけています。
是非、大型スーパーマーケットやパチンコ屋が出店しないように、
きれいな伝統ある街並みを守ってほしい。

 JA東神楽は、JA全中の小林農政課長の故郷です。皆さん小林君の
ことをご存知でした。そして、JA東川では、JAに隣接する
神社は、東川(とうせん)神社だといいます。時間がなくて、組合
長に大願成就をお参りしていただくことにしました。

 JAあさひかわ、JAたいせつ、JA東旭川、JA当麻は、ともに大水田
地帯。この地にある上川農業試験場は「きらら397」「ほしの夢」
を育種した名だたる試験場です。米の生産調整が拡大するなかで、
イチゴ・スイカ等を組み合わせて経営を支えています。しかし、米
価の低落もあり、厳しい。

 JAたいせつの地区では、100haを受託する経営もありますが、その
一方で、65歳以上の農家が39%、今後15年以上営農を継続する農家は
20%しかおらず、農業所得300万円以下の農家が59%といいます。旭川
市の近郊でもあり、本州の水田農業と同じ構造を抱えています。

 JAぴっぷ町、JAあいべつ、JA上川町は、石狩川の上流域にあたり、
ぴっぷは比布、あいべつは愛別、ともに意味が深い。比布はあて字
か、日本語ではとても理解できません。愛別は、何とも言えない哀
惜のトーンがあります。

 JA北ひびきでは、日てんの皆さん、士別運送の皆さんにも一緒に
加わっていただきました。農業を守ることは、地域の産業も生活も
守ることでもあります。そのことを示していただいた。

 名寄のスキー場のジャンプ台の隣にあるホテルに泊まり、翌日、
JA道北なよろ、JA北はるかを訪ねました。風連、知恵文、美深など、
本当にいい地名です。まさに、広大な農地が広がり、風よけの白樺
の林がきれいです。本当にこの資源はしっかり守りたい。北海道で
は唯一北に向かって流れて日本海に注ぐ天塩川に、美深恵深橋がか
かっていました。これもいい名前です。

JA道北なよろの中島組合長はじめ、私のふるさとの富山県砺波の出
身者が多く、砺波町という町名もあります。同じふるさとにちなん
で、一層のご支援をお願いしました。

 このあと、美深峠、霧立峠を越えて日本海側の留萌地区に入りま
した。峠に「母子里(もしり)」マイナス41. 2℃の看板がありまし
た。日本一の厳寒の地だといいます。まだまだ一面に雪が残ってい
ました。

 日本海に面した苫前には、北海道電力による風車が40〜50基も風
を受けて回っていました。荒涼とした海と丘に巨大な怪物群は異様
ですが似合ってもいます。JA苫前町では、自給率の向上を図ること、
農業団体と経済団体は対立ではなく連携が必要なことについて、出
席の農業者の皆さまからご意見をいただきました。

 JA南るもい、JAオロロン、JAてしお、JA幌延町へと、オロロン海
岸を北上しました。海沿いの道は、上下しながら延々と続きます。
そして、海側にも牧野側にもサイロが崩れた廃墟も目立っていまし
た。多くの海鳥が飛び回っているのは、群を作って北へ戻る準備な
のでしょうか。

 JAオロロンでは、「あんたがんばられ」という富山弁で激励され
ました。北海道のずっと奥の奥でも富山弁を聞きました。

 JAてしおでは、昨年だけで8戸の酪農家が離農したといいます。天
塩川が木材の流送で大きな役割を果たしていた頃は、人口1万人だっ
たそうですが、今は3900人でしかないといいます。松岡農水大臣が
天塩の営林署長だった頃は、まだ勢いが良かったと大臣から聞いて
いました。今は、その面影はありません。しかし、天塩川は昔も今
も大きな流れを誇っています。

 JA幌延町では、多くの女性部、青年部の皆さんの前で木村組合長
から、熱い激励をいただきました。ありがとうございました。

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