メールマガジン Mail Magazine

山田としお メールマガジン003号
山田としお日記(No.005):壊滅作戦!/三重・兵庫

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    ***山田としお メールマガジン No.003***   
   
                  2006年11月10日発行

         山田としお公式ホームページ
       (http://www.yamada-toshio.jp/)

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1.山田としお日記(No.005):壊滅作戦!/三重・兵庫
2.山田としお日記(No.006):かりゆしウエア/沖縄
3.山田としお日記(No.007):農業祭の暖かさ/富山
4.山田としお日記(No.008):入獄(?)はご勘弁を/北海道

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1.山田としお日記(No.005):壊滅作戦 !

―10月25日(木)・三重―

 三重・兵庫県下を訪ねました。
 
 三重の津市に向う近鉄電車の窓からも、兵庫県下の淡路島に向う
車内からも、セイタカアワダチソウの黄色一色の風景がありました。

 稲の刈り取りや玉ネギなど野菜の収穫が終った水田の隣で、セイ
タカアワダチソウがまさに背を高くして繁茂している風景は、何と
も異様です。

 刈り取りの終った水田は、とても整然としてきれいなのに残念で
した。

 人の手が入っていればそんなことはないのであって、淡路島の収
穫を終えた水田は、段々の棚田ですが、斜面の畔をとてもきれいに
刈ってあり、それは見事で美しかったです。

 白い穂を風になびかせるススキは、とても風情がありますが、そ
れを押しのけるように勢いをつけているセイタカアワダチソウとは
一体何なんでしょうか。

 米国から、輸入穀物と一緒に入ってきた外来植物らしいのですが、
日本の美しい景観を荒らしているわけです。

 どうしても、WTO交渉における米国の極端な農産物市場開放要
求と重ね合わせて考えてしまいますが、日本の美しい景観を守るた
めに、セイタカアワダチソウ「壊滅作戦」に取り組もうではありま
せんか。

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2.山田としお日記(No.006): かりゆしウエア

―10月26日(木)・沖縄―

 沖縄を訪ねました。天気が良くて、青い空、青い海は、沖縄の専
売特許です。

 また、かりゆしウエアが良かったですね。JAの職場に色とりど
りの花が咲いたようで。

 それにしても女性の皆さんは、それなりに高価で見事な赤・青・
緑のかりゆしを準備されるのにご苦労があるのでは。

 つい生活感が出てしまいます。

 沖縄の道路の路肩は、紫のブーゲンビリア、黄色のアリアケカズ
ラ、赤のハイビスカスなど、これも色とりどりです。本土ではびこ
っているセイタカアワダチソウは見当たりません。

 ほっとしました。

 でも、松くい虫による枯れた松が目立ち、痛々しい限りです。こ
れは本土と同じでした。

 JAおきなわの中部営農センターでうかがった話です。

 伊江島で、県下全体のサトウキビ工場の再編方針に基づき、島内
唯一のサトウキビ工場を廃止しましたが、そのことでサトウキビの
生産が減り、さらに、サトウキビと輪作を行うことで支えられてい
た葉たばこの生産が減り、それらの畑の地力を支えていた堆きゅう
肥を生産していた肉用牛の飼育が減ったといいます。

 農業はまさに循環だ。同様に、農業生産は、美しい景観を生み、
地域を活性化させ、産業振興につながる――この循環を改めて痛感
させられました。

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3.山田としお日記(No.007):農業祭の暖かさ

―10月29日(日)・富山―

 ふるさと富山のJA農業祭を訪ねました。

 これまで、JAそお鹿児島で開催された鹿児島県下の肉用牛共進
会を訪ね、その緊張感ある競争ムードと、その一方で、家族や村を
あげてのお祭りを楽しむ雰囲気に、農業の喜びと、地域の活力を受
けとめてきました。

 JAくろべやJAみな穂の農業祭も楽しいものでした。

 私が幼い頃に見ていた農産物の品評会も行われており、米、カキ、
里イモ、ダイコン、ネギ、大豆等が市長賞など金色の札が誇らしげ
に輝いていました。創作かかし、大鍋、子供たちの農業体験発表会、
子供達の絵など盛りだくさんでした。

 特に、地区代表の生バンドによる「のど自慢大会」が満員でした。

 私は、のど自慢の舞台で挨拶させていただいて大変ありがたかっ
たのですが、そのことよりも、農業祭の暖かく楽しい雰囲気がうれ
しかったのです。

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4.山田としお日記(No.008):入獄(?)はご勘弁

―10月31日(火)・北海道―

 840ある全国のJAを挨拶して廻るのは大変ですが、とても良
いこともあります。

 JAからJAへの移動の途中に、これまで、備前松山城、岐阜稲
葉山城、宇和島城、石見浜田城、そして毛利元就の郡山城(これは、
道すがら、眺めただけ)に寄り道しました。

 北海道を訪ね、JA幌延からJA月形に至る15〜16kmにわ
たる直線道路を車で走りました。この道路は、樺戸道路と言います
が、網走の分監として建てられた樺戸集治監に入獄していた囚人に
よる作業で作られました。

 遠く離れた山に火を灯して、それを目指して、ともかく直ぐに道
を拓いたそうです。

 JA月形の隣には集治監を残した博物館がありましたが、あえて
入りませんでした。

 入獄(?)は、ご勘弁願いたいためです。

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