山田としお メールマガジン460号
金子農水大臣、水田農業の確立に向け、「農地バンクを活用した農地の集約と団地化に全力をあげる」と明言
※今回のメルマガは3月16日付け発行としております。
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***山田としお メールマガジン No.460***
2022年3月16日発行
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金子農水大臣、水田農業の確立に向け、「農地バンクを活用した
農地の集約と団地化に全力をあげる」と明言
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今国会で、初めての委員会質疑に臨みました
3月16日、金子農水大臣から令和4年度予算の概要について説明があり、輸出強化策の官
民一体となった取り組み等をはじめ、農水省が検討している取り組み課題について報告が
あった。
一つは、農林水産業の生産基盤の強化と経営所得安定対策の実施
二つは、農林水産物・食品の輸出強化と食品業界の強化
三つは、環境負荷軽減に資する「みどりの食料システム戦略」の
実現に向けた政策の推進
四つは、スマート農業の推進と農林水産業の行政事務手続きの
オンライン化による効率化
五つは、食の安全と消費者の信頼確保と、家畜の伝染性疾病の防止対策の強化
六つは、農地中間管理機構による農地の最大限の利用をすすめる
農業・農村基盤整備の促進
七つは、農山漁村の活性化
八つは、森林・林業・木材産業による森林整備の推進
九つは、水産業の成長・産業化の実現
十は、防災・減災・国土強靭化と災害復旧の推進
課題は、水田の分散錯圃の克服です
私は、水田農業の分散錯圃をどう克服するか、とりわけ、担い手の圧倒的な減少、さら
に、米価の低迷について、全国から悲鳴が伝えられていることを冒頭に訴えた。特に、中
山間地の基盤整備と圃場面積の拡大は容易でなく、これらの対策を質疑した。
大臣からは、中山間地の圃場整備の面積要件を、平地の20ヘクタールを10ヘクタールに
緩和していること、さらに、農地中間管理機構事業により5ヘクタールに緩和しているこ
と、さらに、補助率を平地の50%を、中山間地では55%と5%かさ上げし、農家の負担率
を平地の12.5%から7.5%へと5%軽減していること等が示された
また、私は、故郷の中山間地の分散した狭小な農地の集積・集約化が容易でないことか
ら、この対策をどう進めるのかについて質疑した。
その中で、私が見聞した、中山間地のかつての畑に、広大な太陽光発電施設が設置され、
その結果、施設の下の砂が流れ、川が埋まってしまっている状況等が広がっていることを
報告し、自治体・所有者・耕作者、担い手グループや法人等が一体となって、知恵を出し、
地域の取り組みを支援する全国運動を展開することを訴えた。
これに対して、金子大臣からは、今回提出した法案で、市町村が、農業者、農業委員会、
農地バンク、JA、土地改良区の関係者の話し合いを踏まえ、将来の在り方を明確化した
地域計画を定め、その実現に向けて、農地バンクを活用した農地の集約化を進めるべく、
国としても、市町村長の取り組みを支援し、全力をあげることを明言された。
大賛成です。きちんと理念を持った取り組みを進めましょう。
頑張りましょう、頑張ります。
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