メールマガジン Mail Magazine

山田としお メールマガジン316号
同級生の皆さんに感謝

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    ***山田としお メールマガジン No.316***


                    2013年9月2日発行

                山田としお公式ホームページ
            (http://www.yamada-toshio.jp/)

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          同級生の皆さんに感謝

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 ふるさと富山で、中学校の同級生の皆さんが激励会を開いてくだ
さいました。地元に残った方々で、今や66歳、現役も、悠々自適の
方もいます。女性の皆さんも一緒で、総勢50人ほどにも上りました。
今回の選挙では、女性の皆さんが、電話かけで大変に頑張っていた
だいたようです。ありがたいことです。

 50年たっても、男性も女性も元気で、一緒に話をすると止まりま
せん。色気がないのは私だけかもしれません。中締めをして、私の
万歳をしていただき、そして私から、富山独特の風習のようですが、
万歳のお返しをして、それでもまだ誰も立ち上がりません。会は
延々と続きました。どうも、私はだしに使われただけなのかもしれ
ないと後で気付きました。結構でした。人生の中で、この人間関係
が一番いい関係なのかもしれません。ありがとうございました。

 まだまだお礼の挨拶をしなければならない人が全国中に一杯おい
でなのに、それが出来ていません。申し訳ありません。ともかく時
間をかけて、挨拶させてください。


【全く納得がいかないTPPへの対処】

 ところで、TPP問題の進め方は納得がいきません。きちんと情報
が与えられない、自分が論議に参画できない、どこかで議論は進ん
でいるらしいことは新聞等で見ることはできますが、その情報を与
えているらしい政府や党の関係者にもそれらのことを委任している
わけではありません。要は疎外されているということです。これは
頭にきます。

 私はまだ議員だから近くにいます。しかし、大与党になりました。
それを選挙戦で作り上げた各地の多くの関係者はもっと頭にくるで
しょう。自分だって、前政権の民主党の菅総理や野田総理には、予
算委員会でどれほど毒突いたか。その時以上の我慢ならないことが
与党の内閣で進んでいるわけで、徹底して追求したいことが一杯あ
ります。


【「反対派は静まりつつある」とは一体なんなんだ】

 一つは、共同通信の記事で、甘利大臣が、マレーシアの大臣に
「(TPPに対する日本の)反対派は徐々に静まりつつある。(状況
は)半年前ほど深刻ではない。」と発言しているといいます。甘利
大臣は「そんなことは言っていない。」と否定しているとも書いて
いますが、マレーシアの政府関係者は、「発言はあった。」と確認
しており、「日本側は、とても熱心だ、交渉に深く入り込んでい
る。」と驚きを示したと報道しています。こういうことは多々ある
のだろうとは思いますが、しかし、許せません。与党にすら情報開
示する工夫も行わず、自分の気分だけで発言し、事態を混乱させる。
内閣不信につながりかねない問題です。


【進む、妥協への動き】

 二つは、これも与党議員にも何ら知らせないまま、自由化率80%
の提示をしたらしいのですが、90%も出す、否、すでに出してしま
った、ということらしい。そして、新聞は、交渉関係者の発言とし
て、「95%も維持は難しい」と予防線を張っていると報道していま
す。これでは、党と国会が決議している重要品目を守れないことに
なります。こんな進め方があるものか。


【党内の議論をしっかりやろう】

 三つは、ブルネイの現地に赴いている党のTPP対策委員会の幹部
が、これも現地で動きを見守っている団体の関係者に対して、「重
要5品目に踏み込まざるを得ない、覚悟してくれ。」というような
判断を伝えていると聞こえてきました。私は、情報交換を行うこと
まで否定しません。しかし、党の決議にもとる判断を示しておられ
るということになると、我々はそこまで委任していないし、論議も
していません。どこで、どんな判断で、どんな権限でなされたもの
なのか。

 ともかく、TPP対策委員会の幹部が、内閣が行うべきことを背負
わされる形で損な役回りを担っている、この異常さは納得がいきま
せん。


【問題は、政府が、基本方針の策定をしていないことにある】

 四つは、こうしたことが生ずる原因は、ひとえに、交渉参加に当
たって、または、交渉が一定程度進んだこの段階においても、内閣
としての取り組みの基本方針や、情報開示の在り方や、その工夫の
実行がなされていないからです。

 今からでも遅くはありません。このことをきちんと行ってもらわ
なければなりません。

 私は与党の議員です。だから与党の政権の大臣や、そして仲間で
もあり先輩でもあり、その立場で頑張っておいでの党幹部の先生方
にいたずらに挑戦するものではありません。節度はあります。与党
の議員はみんなそうした気持ちで我慢しています。しかし、我が国
の農林漁業を、ひいては日本国を壊しかねない重大事です。将来大
きな禍根を残しますし、ゆくゆくは国会承認の場で大きな混乱を生
じさせるでしょう。

 内閣も、党の幹部ももっと緊張して、真摯に対処すべきです。私
はそのことを発言もし、動くこともしていきたい。


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