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山田としお メールマガジン155号
民主党の「本音」を見た

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    ***山田としお メールマガジン No.155***   
   
                 2009年7月13日発行

        山田としお公式ホームページ
      (http://www.yamada-toshio.jp/)

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                   民主党の「本音」を見た

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  東京都議選は、自民党が大きく議席を減らす結果となりました。
自公で過半数を切ったので、衆院選に向けて、方向が定まらない混
乱を繰り返すことになりそうです。

  なぜ、こういう結果になったのでしょうか。自民党として、何を
目指すのか、訴えられていなかったからではないでしょうか。

  といっても、民主党の若い当選者のインタビューを見ていて、彼
らが十分な役割を果たせるとも思えません。ともかく、「今の自民
党じゃイヤだから」ということにつきるのでしょう。

  これからさらに増幅する混迷の中で、この国の目指す方向、世界
の中での日本の位置、経済運営の基本、国民生活を支える政策の基
本課題、国民一人一人に果たして欲しい役割や貢献を示さなければ
なりません。

  私は、じっくり見るつもりです。

  ところで、9日に、委員差し替えで経済産業委員会に初めて出席し
ました。当日は、日本とスイスの経済連携協定(EPA)締結に伴う原産
地証明の法律案改正の議決があるため、定足数確保のために差し替
えで出席したものです。

  与野党質疑を終えて議決に入り、私は、スイスとのEPAは、WTO交
渉において同じ農産物輸入国としてG10を組織する仲間の国であり、
EPAにおいてもお互いに農産物の扱いに配慮しており、今後の連携を
強めるうえからも大切な国であることから、もともと賛成であった
ので、当然賛成しました。

  驚いたのは、ここからでした。

  全く聞かされていなかったのですが、突然、附帯決議案が配られ
ました。そして、民主党委員が読み上げました。その間、わずか数
分間。私は、決議案の内容に目を通し、即座に判断を迫られました。

  その内容たるや、「交渉中の韓国等とのEPA締結のプロセスを加速
するとともに、我が国の主要な貿易相手国である中国、アメリカ合
衆国等その他の国とのEPA締結の検討やアジア・太平洋における広域
経済連携に向けた取組を積極的に推進すること」というものでした。
(※詳細は、添付のPDFをご参照ください)

  とてもじゃないが賛成できません。私は、結局手を挙げませんで
した。

  この間、瞬時に、席を外そうか、いや、それでは目立つし、「理
事間で合意したのになぜ賛成できないのか」と自民党理事や民主党
からの委員長にとがめられるのでないのかと、頭の中でグルグルと
考えが巡りましたが、その時は、「私は賛成できませんと答えよう」
と、ぐっとこらえて手を挙げませんでした。

  私を除いて、民主党・自民党・公明党・改革クラブの全員が手を
挙げて賛成しました。

  委員長は、私が手を挙げなかったことを知ってか知らずか「全会
一致で議決」と宣言し、委員会は閉会しました。

  「いったい、これはどういうことなんだ。なぜ、今、これを議決し
なければならないんだ。誰が提案したんだ」

  すぐに事務所に戻って、委員会の前半の質疑をビデオで見ました。

  民主党のJAM(機械金属産業の労働組合)出身の議員が、「わが国
は、食料・エネルギーを海外に依存している。外貨を獲得していか
ないと経済が成り立たない。戦後も今後も含めて、基幹産業である
製造業等自動車・電気・産業機械の輸出で成り立っているが、FTA・
EPAが無いため関税分のハンデキャップがある。問題は農業だ。ネッ
クになっている。農業問題とFTA・EPAを両立させるべきだ」と質疑
していました。

  このことなどをもって、理事会で民主党が附帯決議案を提案し、
与党も賛成したのでしょう。民主党は、農業のことを本当に考えて
いるのでしょうか。

  この後、委員会で私の前に座っていた民主党の委員から、「山田
さんは手を挙げなかったでしょう。自分も迷ったが手を挙げた。政
党にとらわれず、農業のことを考えないと農業が潰されかねない」
という電話がありました。

  「見ている人がいてくれたんだ!!」。大政局の中で、よく考え
ます。

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