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　　　 ＊＊＊山田としお　メールマガジン　No.127＊＊＊　　　
　　　
　　               2008年11月25日発行

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         　　「参議院農業・農協研究会」が発足

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　11月19日、参議院の自民党議員有志による「参議院農業・農協研
究会」が発足しました。

　当日に役員が決まり、座長は中川義雄、顧問は青木幹雄、若林正
俊、幹事は岩永浩美、吉田博美、野村哲郎、そして会員は松村龍二、
市川一朗、岩城光英、岸宏一、佐藤昭郎、加治屋義人、松山政司、
岡田広、河合常則、小池正勝、小泉昭男、坂本由紀子、松村祥史、
山本順三、島尻安伊子、石井準一、牧野たかお、の各先生、そして
私。総勢24名、そうそうたる顔ぶれです。

　発足会の冒頭、岩永先生が経過を報告されました。主旨は、「厳
しい農業環境のなかで、その振興に役割を果たす農協に期待するも
のが多い。組合員農家のための農協として存立し、地域の要望にこ
たえる存在として、どうあるべきか研究しようというものである。
衆議院は総選挙を控えており、政策を考えるべき参議院で当面組織
することとし、地域を代表して議席を持っておられる先生方に呼び
かけた。農業・農協のあるべき姿、展望を求めて将来の歴史に残る
取り組みにしたい」というものでした。

　私は、事務局長に推され、「こうした研究会をぜひ組織したいと
考えていましたが、遠慮していました。ところが、岩永先生をはじ
め吉田、野村の各先生からお話があり、喜んで参加させていただき
ました。がんばります」と挨拶しました。

　今後の運営は、農協の現状と課題について、農水省、農協、地方
自治体、経済界、マスコミ、学者等関係者からもヒアリングするこ
とから始め、成果を提言としてまとめることとしました。

  さっそく、当面の課題となっている金融機能強化法改正案におけ
る農林中金と信連・農協の取り扱いに関する議論や、関連して民主
党が提案するとしている「組合は特定の政党のために利用してはな
らない」とする農協法等の改正について、26日に研究会を開くこと
となりました。

　政局優先の判断で、緊急に手を打たなければならない金融機能強
化法の採決が先送りされ、第2次補正予算も先が見えないというので
は、「政治の弱さ」をますます痛感せざるを得ません。

　一方、官僚は、公務員改革等による天下り禁止でさんざん痛めら
れ、財政危機で縛られ、年金・医療や汚染米でことごとく困難に直
面し、まして政権与党が変わり、民主党の言う政治任用で政策の方
向が迷走しかねないという不安な中で、国を支えるという自負を失
ってしまっているようです。政治と官僚の関係が崩れてしまってい
ます。

　この国は大丈夫なのでしょうか。

　こうした中に組合員農家も農協も巻き込まれ翻弄されることのな
いよう、この研究会でしっかり議論して、必要な政策を打っていけ
るようにしたい。頑張ります！

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