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　　　 ＊＊＊山田としお　メールマガジン　No.113＊＊＊　　　
　　　
　　                2008年8月20日発行

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          　　　　　激励会に感謝

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　8月7日に、私の国会議員1年の激励会を開いていただきました。今
度退任されることになりましたが、後援会長の宮田ＪＡ全中会長は
じめ皆さんに感謝申し上げます。

　当日は、谷津農林水産物貿易調査会長、太田新農林水産大臣、若
林前大臣と挨拶が続き、菅原文太さんにも出席いただいていました
が、時間に制約のあった文太さんには挨拶をいただけませんでした。
これは残念だったし、申し訳なく思います。

　文太さんには、当日出席の皆さんへ御礼としてお渡しした「食料
争奪時代の日本農政」（家の光協会刊）の出版にあたって、「山田
君の書いたものだけでは注目されないよ」と気づかっていただき、
対談を申し出ていただきました。その対談では、「山田さん肩の力
を抜きなさい。その方が物がよく見えるよ」「国会の落第生になり
なさい」「現場の農業者の苦労から学びなさい」とおっしゃってい
ただきました。

　海老沢ＮＨＫ元会長にも出席いただき、「食と農といのちに全力
をあげてほしい」と激励していただきました。浜美枝さん、嶋津ふ
るさと財団理事長、見城美枝子さんにもご出席いただき、ありがと
うございました。もちろん、忙しい中ご出席いただいた多くのＪＡ
グループの皆さんには心より感謝申し上げます。

　ところで、全森連の国井会長からは、「山田議員の決意表明に山
の話がなかった。山田は、田の上に山があるのだから、山もしっか
り頼む」とハッパをかけられました。私自身、農業と林業は農山村
では一体で営まれており、山の水があって田があることを十分わか
っているつもりですが、まだまだ認識が甘いようです。これまでも、
山形では森林組合連合会を訪ねて、間伐等予算はあるがそれを担う
人がいないことを聞かせていただいたり、富山では1日かけて5つの
森林組合を訪ね、製材だけでなく、木を粉状にして食器等に成型加
工する新しい取り組みを見せていただき、新植や基盤整備等の事業
が激減し作業班の雇用が維持できなくなっていることなど、山が抱
えている多くの問題を聞かせていただきました。奈良でも、吉野と
いう素晴らしい林業を抱え、高級材中心の市場運営を行っていたが
これが動かなくなってきていることや、競争入札が画一的に運営さ
れる中で地域の実情に合った事業が進められなくなってきていると
いう問題を聞かせていただきました。

　古都奈良は、1000年を超える古刹が吉野の木を使って世界に誇る
歴史文化を遺しており、遠くにかすむ吉野の山々、そして麗しの大
和三山は美しく悠久です。しかし、残念なのは、全国の他の県とは
全く変わらない国道縁のブティックホテルや壮大なパチンコ店。こ
れには慨嘆させられます。この国のあり方とも関連して、山や木を
大事にしないことと、この乱雑な光景はどこかでつながっているの
かもしれません。

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