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山田としお メールマガジン217号
県議選が終わった

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        ***山田としお メールマガジン No.217***  
 
   
                    2011年4月12日発行

                  山田としお公式ホームページ
          (http://www.yamada-toshio.jp/)

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                     県議選が終わった                            
  
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【一人区で二人の候補が対決】

 私の故郷、富山の小矢部市は、一人だけの選挙区で、私にとって
難しい選挙でした。

 現職は、私の小矢部市の後援会長でもある筱岡氏に対して、対抗
は、市議2期目の途中で出馬した中田氏でした。中田氏を応援した
のは、半年前の参議院選挙でみんなの党全国比例区で当選した柴田
氏でした。今は、農林水産委員会にも所属し、私の同僚でもあります。

 そして、この柴田氏は、3年半前に私が参議院選挙に出た時の後
援会長で自民党の県議でした。柴田氏はその後、2年半前の衆議院
選挙に手をあげましたが、選挙区内の各市町村の市議・県議による
協議が難航したため選ばれず、民主党との対決になることから、ど
うしても勝てる候補ということで、隣の高岡市の橘市長を任期途中
で辞任させて立候補させました。当然、小矢部市内では多くの同情
が集まりました。結局、柴田氏は、みんなの党の推薦を得て無所属
で立候補しましたが敗北しました。各地で自民党が大敗する厳しい
選挙でしたが、自民党が勝った数少ない選挙区となりました。

 その後、柴田氏は、1年後の参議院選挙にみんなの党の全国比例
で立候補し、大都市で票を集めたみんなの党7人のトップで当選し
ました。柴田氏は、出身の小矢部市の有権者2万7千人、うち有効投
票2万4千人、そのうち1万8千票を取りました。有効投票数の80%近
くを得たことになります。市内のほとんどの方々が、ふるさとから
国会議員をということで投票したことになります。

 そして、柴田氏は当選後、自らの後援会をみんなの党に組織して
いきました。


【ふるさとを異端の町に出来ないと奮戦】

 小矢部市での県議選は、こうした事情のもとで行われることとな
りました。柴田氏の衆議院出馬による失職後、無投票で県議に就任
していた筱岡氏は、一時、みんなの党の推薦も貰い、市民党として
無競争をねらいましたがこれを断り、みんなの党の推薦をもらった
中田氏と争うこととなりました。選挙戦の中では、市長が、自らの
選挙の後援会がみんなの党のメンバーと大部分重なることもあり、
結局、終盤では対立する中田候補を支援する形になってしまいまし
た。いろいろあったといいますが、狭い市内での各種のいきさつが
あったようです。

 私は、全国からあった応援依頼の大部分を断り、この選挙戦に張
り付くことになりました。ひとえに、ふるさとの小矢部市を異端の
町にしてはいけないという思いでした。自分の選挙以上に走り回り
ました。

 結果は、筱岡氏が1万700票獲得し、1900票差で勝利しました。

 当選が分かり、市長が選挙事務所に現れました。全員が拍手と歓
声で市長を迎えました。私は、これでまずほっとしました。当選の
歓呼の中で、私の順番が回ってきて、当選の筱岡氏と市長との真ん
中で、「わだかまりを残さず、小矢部市を元気にしていこう」と挨
拶し、万歳をさせてもらいました。私の同級生の多くが、敗北した
候補と柴田氏を推していることからして、これは自分に言い聞かせ
たことでもあります。


【初めて茶席を体験】

 ところで、投票日の10日に高校の同級生が年2回開いているお茶
の会に誘われました。日頃から仲間の中心になっている東さんから
声がかかり、満開の桜と竹林に囲まれた呉羽山の茶室円山庵で、藪
内流の、これも同級生の工藤泰子席主のもと、私はなんと正客とし
て初めての茶席を体験しました。なるほど、作法に従ってゆっくり
と懐石とお茶をいただくのもいいものです。私も一服点てさせても
らいましたが、これも初めての体験です。コーヒー党の私も宇治の
抹茶の濃茶は落ち着いたいい味でした。

 明日11日から、参議院で大震災対策の補正予算や特別措置法の質
疑が始まりますが、私が自民党の畑作小委員長として骨格から手が
けた茶業振興法案が可決成立できる見通しです。私にとっては、3
年半の国会議員として初めての記念すべき法律です。その直前に、
初の茶席を経験できたのも何かの縁です。
これを大切にしてゆきたい。さあ、頑張るぞ。



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